FIREにも種類がある あなたは何を目指す？？

このサイトに来られる方は既にFIREとは何かご存じと思います。FIREとはFinancial Independence, Retire Early の略で、つまり経済的自立による早期退職です。Fireにも色々な種類があります。ここではサラリーマン不動産投資家が目指すFIREについて解説します。

FIREの種類

FIREにも下記の４つの種類（レベル）があります。それぞれに関しての説明とそれを達成する為に必要な種類に関して説明します。

Fat FIREこそが王道のFIREです。年間生活費の25年分の金融資産を持ち、その資産をSP500や世界株式に連動したインデックスファンド等のリスク資産及び債権に投資し、資産の4%で暮らすことで全く働かず元本を減らすことなく一生Retire前と同じ水準で暮らせます。

勿論相場には急な下落があるのでその時には出来るだけ資産を崩さないことで更に安全性を高めることができます。その為に運用資産以外に最低2年間暮らせる貯金を持っていると安心できます。

このレベルのFIREをする為には最低1億円（出来れば1億2千万円）以上の資産が必要になります。

もしあなたが既にこれだけの金額をお持ちであればすぐに引退できる、と考えて良いでしょう。が、私を含めた普通のサラリーマンでは夢のまた夢、といったことろですよね。

生活費を極限まで抑えて仕事から解放されるタイプのFIREです。今はやりのミニマリスト向けのFIREです。例えば月の生活費が5万円で抑えられれば､25年に必要な金額は1500万円となります。

勿論、東京でこの生活をするのは無理に近い為、地方に移住し空き家をただ同然で借り、食費も極限まで質素に自給自足に近い生活が必要でしょう。また物価の安い海外での生活も選択肢となります。

ともかく仕事のストレスから逃れたい、という方で1500万円程度であれば既に貯金がある、質素な生活も楽しんでできる、という方は達成可能なFIREとなります。

①のFat FIREと同水準の資産を持ち、働かなくても十分な水準で暮らすことは出来るのですが、はやり社会との係りを維持したいという理由から自分のペースで好きな仕事をストレスなくのんびり働くタイプのFIREです。

Coastとは「のんびり働く」という意味です。

ストレスのある仕事はいつまでもしたくない、ただし仕事を辞めると暇となることがむしろ怖い、という方も多いのではないでしょうか。FIREすると仕事をしなくても良いだけであり、Coast FIREの様にやりたい仕事のみをのんびり続ける、というのは理想ではないでしょうか。

このFIREを目指す為には①のFat FIREと同じく最低1億円（出来れば1億2千万円）以上の資産が必要になります。

このFAIREは生活費の一定部分は資産所得からの収入で生活し、足りない部分は働いて生活する、というスタイルとなります。

会社員が1億円以上の金融資産を持つことは難しいです。また毎日働くのは嫌だけど週の半分くらいは働いても良いかな、と感じるのであればバリスタFIRE（サイドFIRE）がお勧めです。

勿論FIREまでに必要な資産は少なくても可能となります。例えば週の半分は働いても良ければ、FIRE後に目指す生活水準にもよりますが資産3000万円程度から可能となるでしょう。

このタイプのFIREが一般的なサラリーマンが可能な現実的なFIREであると考えられます。

サラリーマンが不動産投資を行うことでFIREは一気に近いものとなります。勿論不動産投資は完全な不労所得と異なり、労働が必要です。その為不動産によるFIREはFat FIREとは違うと思いますが、Coast FIREは十分可能です。

不動産でCost FIREと言えるFIREが実現できるには少なくとも5年～10年以上の経験が必要となるのではないでしょうか。

ただし、Lean Fire、若しくはその他、雇われ仕事を週半分程度行うということであればバリスタFIRE（サイドFIRE）は例えば地方の高利回り物件を一棟取得できれば達成可能、とも考えられます。

サラリーマンが不動産投資をすることであなたもFIREが現実できる、という実感が持てることでしょう。